ネット世界の住人になりきれない自分
この春、引っ越しをした。
7年振りの引っ越しは、実に重労働というか、面倒なことが延々と続く、どうにも気が重いイベントだった。荷造りはどうにも手間がかかりすぎた。
ズボラな自分にとっては、重い腰を上げて取り組む覚悟が…一大決心が必要だった。
いやまぁ、楽しい部分もあったけど。新生活への期待とか。
今回初めて、引っ越し会社に依頼をした。自分の荷物が、全て一台のトラックに収まったのは不思議な感じだった。
自分がどれだけガラクタを貯め込んでいたか、思い知らされた。
今はようやく、荷物もそれなりに片づけることができ、苦労した分の見返りはあったことが確認できている。(まだダンボールの山はあるけど)
引っ越しって、自分の棚卸しだよな。いい経験になった。
現実世界は、そんなわけでそれなりに進展があったのだが、その一方でネット世界は…。
どうも自分には、根気が無いというか習慣化できないというか。
ネット世界の住人になりきれないまま、今に至る。
ちゃんとネット世界の住人として生きることが、自分の今後の大きな課題かなーと。
開放感
というわけで、ようやく肩の荷が降りて、しばしの開放感を満喫中。今回は苦労したもんなホント。今の自分の気分を託せる言葉は、コレしかないという感じ。
「これからは借金を全部返したよーな さわやかな気持ちで働けるのねっ!!」
(第35巻「ファイヤー・スターター」編)
「アシュタロス編って、途中から収集つかなくなるんだもんっ……!!」から続く、この一連のセリフは、その当時「ルシオラ+横島」カップル支持(しすぎた)ファンを激怒させた。
「アシュタロス編」を快く思わない人にとっては、格好のツッコミどころで、これを取り上げて椎名氏バッシングをしていた人の多かったこと。連載当時は、大いに物議を醸したものだ。
けれども、今ならわかる。このセリフの真価が。こんなシュートでセメントでガチンコなセリフ、椎名氏以外の誰が言えるだろうか? 「アシュタロス編」にはいろいろと問題もあったけど、自分はこのセリフによって「アシュタロス編」を受け入れる気分になった。
「ルシオラ+横島」純愛路線に入れ込んでいたある種の人にとっては、絶対に許せないセリフであることも承知で言おう。
このセリフがあって良かった。これがなければ「アシュタロス編」のダメージを払拭するのは難しかった。傷ついた人がいる分、その影では救われた人もいたのだ。
きっと“心に届くセリフ”は、得てしてそのような二面性を持つものなのだ。
ようやく入稿
連日の徹夜作業の結果、ようやく印刷所に「大全【1】」の版下原稿を持ち込むことができた。いや〜、苦労したなぁホント。
ページ数は、最終的に226P(!)に膨れあがった。表紙・見返し等入れると、230ページになる。読むだけで一苦労しそうな分量だ(笑)。
帯・2色刷り表紙・4段組フォーマット等、今回は今までやったことの無かった要素をいろいろ試している。体裁をあまり気にしていなかった『紙の砦!!』とは、ひと味もふた味も違う本になったハズ。どんな風に仕上がるか、今から楽しみだ。
自分のこれまでの人生の中で、今回ほど真摯にひとつのことに打ち込んだことは無かった。その意味では、得難い経験をしたと思う。
ここしばらくは、とにかく同人誌編集作業優先の生活で、いろいろ我慢をするストイックな生活をしてきたけれど、ようやく解放されることになる。まずは何より、思いっきり惰眠を貪りたい。
夏コミ入稿済の人
異地月記(いちがっき)
今度の夏コミの「かってに改蔵」サークルは6つ。そのうちのひとつ。
同じサンデー系。そして、Webサイト運営と同人誌制作も(&ブログも)やっているということで、親近感を持った。両方やるのは、かなりの濃さというか情熱を感じる。
ええ、ようやく夏コミ用の入稿終わらせましたので天狗になって浮かれています。
既に入稿を済ませたとのこと。キー、羨ましい。自分も、早く入稿を済ませて、天狗になって浮かれたいよー。